何かを選ぶのが面倒になる
「おぎゃぁと生まれた瞬間から、君の選択肢は減り続けている」といったのは誰だか覚えてないけど、そのとおりだな。そして死ぬ瞬間、あるいは、選択肢が死のみになった瞬間、死を迎える。
今のアラフィフの自分と、チーンエージャーの頃の自分では選択肢の数は星の数ほど違う。
この選択肢のどれかが最期の死まで続いてるのかと思うと、どの紐をひっぱるのか、少しどきどきする。まぁ、すべての紐が死に続いてるのが答えなのですが。
長いと思ってひっぱった紐が思いの外短かったりというサプライズはあるかな。
どれをひっぱるのか考えるのすら億劫になるのが、アラフィフ。
新しい電気製品を使えないのは、説明書読むのがめんどくさいから。どういう操作なんだろう?って考えるのがめんどくさいから。好奇心を刺激すると、あとがめんどくさいから。
めんどくさがってると、どうなるんだろう?
そう思って不安になってくれればいいけども、
まずいなぁ、って、ぼーっと外を眺めて、いつの間にか、早く雨やまないかなって思っている。早くやんでもやまなくても、何も違いはないのに!